山鉾巡行 出発の朝 ♯3




今回、鯉山に密着する切っ掛けを作ってくださったのが写真の長尾さん。
普段は大工棟梁の仕事に携わる中、祇園祭・後祭期間中は鯉山を支える一員として行事や巡航に参加されます。
そして今年は鯉山の上で真松を守る大役を任されました。
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先ずは新町通を南へ一筋進んでから引き返し、鯉山を回転させ、
一路御池通りを目指します。
太陽の位置が丁度良い感じになって凛々しく格好良くとれました。
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せっかくの夏空ですから、なるべく空を多めに入れたいと考えました。
見上げるアングルで背景に高いビルがなるべく写り込まない場所を探し、ほんの少しだけ先回りします。
ただし注意しなければならないのは林立する電柱。
無理をして山と電柱の間で挟まれでもしたら、ひとたまりもありません!
理想の撮影ポジションがあっても、そこに電柱が立っていれば潔く諦めるのが無難です。
もちろん先にカメラを構えてる方々がいても同じように諦めます。
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カメラ目線になればご覧の笑顔に(*^^*)
御仕事中でも施主様や僕との会話中は終始笑顔を絶やさない方で、
多くの人に慕われる御人柄の大工さんなんです。
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京都の町中は狭い道に電柱がはり出し、頭上には道を横断する形で電線が張り巡らしてあります。
暮らしに欠かせない電線ですが、各山鉾町から御池通りに集合する際、
その電線が山鉾の行く手を阻む厄介な物と化してしまうのです。

そこで長尾さんのように「屋根方」が鉾や山の上に配置され、電線をうまく捌きながら山鉾を進めなければなりません。

まぁ表向きは電線保護ですが「山や鉾に何かあっては一大事」ってのが、祭衆の本音なのは察するに難しくないでしょう (^o^)
だって祇園祭やし!
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今年は嬉しい事に会社が休みの息子さんも巡航の列に加わり、親子で鯉山を盛り立てました。
長尾棟梁、御自身の授かった役目も勿論ですが、息子さんとの参加は格別の喜びだったでしょうね?




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by hanashigai | 2016-07-29 19:00 |  ├ 祇園祭 | Trackback | Comments(4)
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Commented by revoir-dima at 2016-07-29 23:03
いいですね~。これほど密着というか懐に入った撮影、私もしてみたいです。
どのお祭りもそうですが、準備の様子や化粧の様子など、表の祭りではないシーンを見てみたいです。
小豆島では農村歌舞伎というものが行われています。
楽屋の様子を撮影させてもらおうと事前に交渉しましたが駄目でした。
個人では限界があります・・・
Commented by hanashigai at 2016-07-30 13:01
> revoir-dima さんへ
今回の鯉山出発式を撮れた事で新しい魅力に気づきました。
巡行では撮れない距離感もそうですが、おっしゃるとおり懐に入る感覚と云うのか?
特別な場に立ち会わせてもらう感じです。
祭りの裏側と云う訳ではないですが貴重な体験でした。
小豆島・農村歌舞伎は存じていませんでしたが、
dimaさんのバイタリティーには頭が下がります。
今回は残念な結果だったようですが、熱意は伝わっている事と思います。
きっと好い巡り合いもある筈です。
Commented by sarusaM1 at 2016-08-01 18:14
臨場感が伝わってくる写真ですね(^^)
電線をうまく捌きながらって結構大変な作業ですね。
自治体の財政などの都合で電線の地中化はそう簡単にはいかないんでしょうね。
郡上八幡もそういう話はありますが実行には移せてません。
滋賀県大津市の祭りで、信号が障害になるので信号をくるりと回転させてる動画を見たことが有ります。
Commented by hanashigai at 2016-08-01 21:04
> sarusaM1 さんへ
電線を捌きながらっ御池通りまで出て行かなくてはならないのは、
今回初めて知りました。
高さを考えれば当たり前なんですが、当然に配慮された街づくりだと思ってたので!
鉾町の方々も電線地中化を希望されているそうですが、やはり簡単にはいかないんでしょうね。
京都祇園祭でも四条通は信号記を回転させてるんですよ~。
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