美山の秋


少し前になりますが京都の北、南丹市美山町「美山かやぶきの里」へ行ってきました。
自宅からだと車でたっぷり1時間半(片道54キロ)は掛かるので意外に遠いのですが、その価値は充分にある場所です。
そこは現代から時代を遡って訪れるような時間と距離なのかも知れません。
※それでも山をいくつもくり抜いてトンネルが通り、道が整備されたので随分と楽になりました。
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近年は雪が少なくなった京都ですが、やはり此処は北の山里。
トンネルを抜けると雪国!と云うのがリアルに体験できる美山の雪景色も間近です。
その頃の風景もとても美しく、近年の観光地化が功を奏して「信じられないくらいに賑やか」です。
観光バスがどしどし来るのは賛否あるかも知れませんが、それによって「茅葺き屋根民家が守られ、集落での暮らしができる」
とも言えますから、やはり大勢の方々に訪れて頂きたいと思います。

美山町といえば真っ先に思い浮かぶのが茅葺き屋根の集落です。
なかでも知井地区の北集落には茅葺き家屋が多く、京都の原風景というよりは日本の原風景が数多く残っています。
それらは古いもので築220年(寛政8年・1796年)にもなるのだとか!
その貴重な茅葺き屋根の集落は平成5年に「国の重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。

この歴史ある美山の茅葺きの里・知井地区集落には11軒もの茅葺き宿泊施設(旅館・民宿)があり、茅葺屋根の暮らしを体験できるのが魅力。
宿の囲炉裏をその日のお客さんと家主さんで囲んで日本酒を一献♪なんてのを想像してしまいます。
山と川に囲まれた此処ですから、近年は知名度が増し注目されるジビエ料理も楽しめそうですし、京都市内よりはむしろ福井県高浜市のほうが近いかも?と云う距離ですから新鮮な海の幸もいただけるかも知れない!と想像でヨダレ出まくり。
※事実、美山町は日本海から京都市へ続く「西の鯖街道」として栄えた歴史もあるんです。

京都の「都(みやこ)」としての一般的なイメージである「お寺・神社・京料理・舞妓さん・京町家」からはかけ離れてるかも知れません・・・いや、かけ離れています。
けど「都(みやこ)」に拘らず「ありきたりの京都」じゃない京都は京都リーピートの上級編として訪れるのも面白いかも。
私はこの日「美山」が「西の鯖街道」のハブ地として見せた華やかさ・賑わいを想像して楽しんでみました。


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by hanashigai | 2016-11-14 19:00 |  ├ 里の四季 | Trackback | Comments(12)
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Commented by maido-ookini350 at 2016-11-14 20:12
こんばんは。
いつも思います。
hanashigaiさんへ撮影地に漠然と行ってサクサクッと撮るのではなく
ちゃんと下調べをしてその土地に溶け込むかのようにじっくりと丁寧に撮られていますね。

本当に自分の不甲斐なさに嫌気が差します。
少しずつ見習いたいと思います。
Commented by loughpaper2788h at 2016-11-14 20:36
私の田舎も前はかやぶき屋根でした。しかししっかりしたかやが入手出来なかったり職人さんが居なくなりました。。
写真拝見しましたが苔が魅力的ですね^^
Commented by hanashigai at 2016-11-14 21:37
> maido-ookini350 さんへ
こんばんは。
最初の一歩は「よさそうだ」と思う撮影地に「漠然と」赴きサクサクッと撮っています。
そして帰宅して撮影結果に一喜一憂しています。
良い結果でない場合や、時間や季節を変えたらどうなるだろう?と云う、思いが湧けば再訪して撮る具合です。
それはきっと maido-ookiniさんも同じではないでしょうか?
僕は maido-ookiniさんの写真にセンスを感じますし、上手いなぁ!と本気で思っています。
なので「不甲斐なさ」・「嫌気」と云う表現には凄く驚きました。
僕は世に名が知れる写真家ではないですし「数十億の写真表現をする人」なだけであり、
僕は写真が大好きなので、同じように写真が好きな人や興味ある人とお互いに刺激し合い、励みの存在になりたいと思っています。
そして僕にとって maido-ookini さんも「写真が大好きな人」と云う認識をさせていただいてます。
ジャンルは関係なく「写真好き」の同じ輪の中に勝手に入れているのです。
maido-ookiniさんの写真は魅力に溢れています。
Commented by aitoyuuki32 at 2016-11-14 21:41
静かに時が流れて
自然との中で脈々と生きてきたかやぶき屋根
そんなイメージを感じ取りました(^_^)
Commented by hanashigai at 2016-11-14 21:44
> loughpaper2788h さんへ
かやぶき屋根の田舎は「ご両親様の生家」と云うことでしょうか?
「前は」と云うことで今は現代的な建築様式の屋根なのでしょうけど、その「前の記憶」はリアルな体験として大切なものですよね。
僕も父方・母方の生家は「ザ・日本原風景(大衆的)家屋」でしたので、同じような思い出があるかも知れません。
そしてそれらは現代の形に変わってしまいました。
僕が茅葺屋根や清流やローカル線に強く惹かれるのは、その思い出が強いからだと思っています。
Commented by granpatoshi at 2016-11-14 22:18
こんばんは♪

昔、仕事で付き合いのあったグラフィックデザイナーの人が美山町に
住んでいて、冬の朝の最初の仕事は車を出すための雪かきだというのを
聞いたことを思い出しました。
未だに茅葺きの集落があるのですね。まさに「日本の原風景」的な景観
でしょうね。華やかな京の都とはまったく違う別世界があって、人々が
日々の暮らしを営んでいるのでしょう。大事にしたい風景ですね^^。
Commented by revoir-dima at 2016-11-14 23:45
美山、私も何度も行ったとっても風光明媚な所ですよね~。
放水銃の一斉放水も見に行きました。
今年は、もう終わったのでしょうかね。
以前、実際に住まわれている方のお話を聞かせていただきました。
どのお話もとっても興味深いものでした。
基本的に、お金持ちじゃないと住めないそうです^^;
Commented by hanashigai at 2016-11-15 17:43
> aitoyuuki32 さんへ
正にそんなイメージですね。
歴史や伝統を感じる素晴らしい佇まいです♪
Commented by hanashigai at 2016-11-15 17:51
> granpatoshi さんへ
こんばんは☆
お知り合いのグラフィックデザイナーさん、今も美山町にお住まいなのでしょうか?
都会から遠く田舎風景に囲まれる場所での暮らしが、創造のお仕事に良い影響があったのだろうなぁ!
と想像します。
年々積雪が少なくなりつつあるようですが、それでも美山あたりは豪雪地帯に変わりありません。
雪見障子からの眺めとか憧れます。
茅葺き集落は合掌造りの白川郷が有名ですが、ここの茅葺屋根も「日本の原風景」と云えます。
昔の生活様式を全て守るのは大変ですが、出来る限り大切に守っていきたいですよね。
Commented by hanashigai at 2016-11-15 17:58
> revoir-dima さんへ
美山の「一斉放水」は有名ですよね?
今年はもう終わったのかな・・・あれは殆ど興味が無いのでチェックしてないのです(^_^;)
あの不便な地域で暮らすのはかなりのお金が掛かるのは簡単に想像できます。
夏にエアコンが要らないくらいで、他の生活費は大変そうです!
茅葺き民家に暮らしていたら、家屋の維持だけでも凄そうですよね。
Commented by sarusaM1 at 2016-11-16 20:44
この昔ながらの美しい風景、地図検索してみたら京都なんですね。
知りませんでした。
茅葺き民家は維持するのに大変なんですよね。屋根の葺き替えだけでも相当な手間です。
村中総出の作業になるでしょうし。
でも昔ではそれが当たり前でそれで村中の人々が繋がっていたんですね。

福岡で陥没事故が起きましたが人的被害が無かったのは現場の迅速な対応。
作業員の避難だけでなく地上の交通規制も現場判断で迅速に行われていたそうです。
責任や賠償などで問題になってますがあれだけの事故で人的被害が無かったの凄いです。
郡上八幡インターを降りた先に有る信号は踏切と連動しているんですが、
昼間故障してしまったそうで、踏切は遮断機が降りて鳴りっぱなし。
信号はインター出口側は赤の点滅、国道は黄色の点滅、橋からは遮断機が下がっているので来られません。
その状態あの交通量で誰も(道路作業車が来るまで30分ほど)交通整理をしていないにもかかわらず事故は起きてませんでした。
お互いに譲り合っていたんでしょうね。
始め見たときは長良川鉄道の作業員が作業してました。
郡上八幡駅の改修工事が本格化してます。
駅だけでなく郡上八幡では郡上大橋の改修工事、古い町並みの電線地中化工事、電話局の建物の外観補修工事、ウチの近くでは落石防止柵設置工事・・など。
シーズンオフに一斉に工事している感じがしますが、京都でもそんな感じの所は有りますか?
Commented by hanashigai at 2016-11-17 08:40
> sarusaM1 さんへ
京都でもかなり北にある地域です。
京都府は縦に長いので日本海に面する地域もあるんですよ。
※ちなみに11日は丹後に行こうか迷ったのですが、移動時間も殆ど変わらないので郡上にしました。
おっしゃるように茅葺き民家の維持はとても大変らしく、葺き替えの費用もかなり高額ですから
それらが原因で数を減らしていったのですよね。
福岡の陥没事故は市街地・繁華街であの規模の事故、人的被害が無かったのが幸いでした。
責任・賠償問題などは原因が明確にならないといけませんから今後の調査に注目ですね。
交差点信号機の故障等では不思議と事故になる事が無いようで、いつもそれぐらい慎重になれれば良いのにと思います。
先日の再訪で郡上八幡駅の改修工事の様子を見ました。
駅長室の横あたりが解体されてて、さらに倉庫の中の物が駅ホームに出してありましたよ。
郡上大橋の改修工事は存じてませんでした!車の往来が多いのに橋が狭いので道路幅を拡張するのでしょうか?
電話局は既に防音シートで覆われていました。来年の夏は景観が変わっていそうですね!?
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