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ホンダ バラードスポーツ CR-X 1.5i



先日、とても懐かしい思いをする事があった。

と云っても現実世界での話ではなくて、例によって夢の中での出来事!

かつて僕が所有していたマイカー「ホンダ CR-X」と云う車に夢で再会したのだ。
これまでも夢に車が出て来る場面は多々あったのだけど、この車が登場したのはきっと初めての事。

夢から覚めた時の余韻は相当にズッシリと重く、とてもとても懐かしい気持ちになった。

ただし夢の中では銀色のボディーカラーを纏っていたので、実際には僕の車とは云えないのだけど(夢から覚めて考えれば)
ドアノブの手応えや、ステアリング越しのメーター周りの雰囲気、カーステレオ(当時はカセットテープだった)は、
僕が乗っていたのとよく似ていたので、まぁ、マイカーと云う夢設定だったのだろう。
純正シートの(僕のは社外品に代えてた)表面素材の触り心地と、柔らか目な座面の感触を覚えていたのには驚いた!

実は夢のストーリーは全く覚えていなくて、フロントガラス越しに映しだされる風景と、
特徴のあるメーター周りの造形が凄く印象に残っている。

夢から醒めたその時から、数日たってもCR-Xと云う車が頭から離れず、
なんとなく「バラードスポーツCR-X」とキーボードをたたき中古車検索をすると、
なんと当時の新車価格程度のプライスが付けられている車があってびっくり!!

もちろんいくら状態が良くてもそんな価格で買い直そうなんて気持ちは起こりはしないけど、
程よいエンジン出力と軽い重量とのバランスが取れているこの車を、
もう一度運転してみたいなぁ!とは思う。

本当に懐かしいです。

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Nikon FE2  36-72/3.5  アートフィルター  ネガフィルム  1992頃

写真は当時のマイカーです。
学生の分際にも関わらずローンを組んで買った中古車!
けれど半分も返済しないうちに大きな自損事故をしてしまい、
それを修理したので更にローンがかさみ大変だった(もちろん自業自得)

その分、思い入れが強くて社会人になってから今の車と二台所有していた頃もありました。
流石に維持費が大変になり廃車にしたのだけれど、
トラックに乗せられて運ばれていく時はウルッときてしまいました(笑)




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by hanashigai | 2014-06-30 23:00 | ゆめものがたり | Comments(10)

生鉛筆

文房具画材店に入った。
縦長の店内の真ん中と両壁に棚とショーケースを設置した小じんまりしたお店には、ところ狭しと並べられた溢れんばかりの商品が陳列してある。
身体を横にしてカニ歩きで店の奥に進むと、店主のおじさんがガラス戸で仕切られた奥の居間から出てきた。

そして僕の顔を見ておもむろに何かを机の上に置いた。

「何やと思う?」

僕がわからないと云う暇もなく

「これ鉛筆やねん」

とおじさんが云う。

それはハンマーか何かで叩くとポロリと欠けそうな、飴玉のような質感の延べ棒状の塊で、
色と透明感はコーヒーゼリーによく似ていた。

その塊には小さなタックシールが貼られ、手書きで{S}と記されてある。

これが鉛筆?と云うような顔で、僕がそれを眺めていると(この時の自分はおじさんから見た僕の姿の映像)
僕の気持ちを察してか?又は、待ってました!と云うかようにその塊を再び手に取り、手のひらで温めていく。
と、しばらくすると飴細工の飴のようにグニャリと柔らかくなった。

そして、それをちぎって幾つかに小分けた後「こより」を作るようにして素早く細い棒状に伸ばしていく。


この作業を夢で観ている僕の頭の中には、殆ど同時にヨーロッパの街のような風景がフラッシュバックのように出てきた。
なんとなくだがその街はイタリアのようだと思った。
その理由はたぶん(思い起こすと)タックシールに書かれた文字にあるのだが、{S}の文字は、一見{F}か{T}のような形をした特徴のある書体であり、
イタリアの名車{Alfa Romeo}の{Spider}と云うモデルに着けられた車名プレートが、この筆記体アルファベットの{S}の文字に似ていたので(夢の中でそう認識していた)
これがイタリア製の鉛筆と云う事なのだと思う。

で、その{S}は日本の鉛筆に記された{HB}とか{2B}のように、この鉛筆の硬さ(濃さ)の表記らしい。


形を整え終わり机に並べて置いておくと、その細い棒に形を変えた塊は、徐々に透明度が失われていき、つや消しの鉛色、まさしく鉛筆の芯の色となった。

おじさんがその中から一本をつまみ、白い紙にグルグルと試し書きをすると、描いた線の縁に細かい粉が溜まっていった!
この{S}の鉛筆はかなり柔らかいのだろう。

僕も一本をつまみ、紙にほんの軽く押し付けると、先がパッと粉砕されて紙の上で放射状に小さく弾けた。

それを人指し指でなぞってみると、細かな粒子がスゥ~っと引きずられて伸びていく。
その軽やかな感触が気持ちよくて、同じようにして何本かの線を描く。
紙に指先を押し付ける圧力を強弱すると、毛筆のように線の濃さと太さを変化させる事ができて面白い!

書き終わった指を上げると、指先に付いていた鉛筆の粒子が銀色に光りながらハラハラと床に落ちていったのだけど、それは指に少し残ってただけの物とは思えない煌きを放つ。
この時、いつの間にかもう一人の人物も加わって、煙突付きのストーブの周りを囲んで座りながら三人で話をしている。
もちろん、煙突ストーブも突然現れた(笑)

おじさんに生の状態一個の値段を尋ねてみると、

「100個位で(仕入れて)1個辺り5~600円ちゃう?」

「そやけども3ヶ月にいっぺんしか造れないらしいで」

と云い、すかさず

「でも売れへんやろし、そんな買えへんわ」

と笑う。

なるほど、現時点ではこの生鉛筆が売り物ではないと分かる。

「お兄さん何してはる人?」

「◯美大で版画の勉強をしてて、シルクスクリーンとエッチング銅板を専攻してます」と答えると、おじさんの顔が少し嬉しそうに緩んだ。

ここでどうやら僕は学生時代の自分と云う設定になったようだ。

学校で周りの友人たちにも聞いて数が集まったら注文に来る!と伝えると、おじさんは生の塊を一つと、先程造って見せてくれた一本を僕にくれた。


昭和の頃の建具のような格子ガラスの引き戸を「ガシャシャッ!」っと開けたあたりで、この話は終わりを迎えました。


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D300  60/2.8



少し前に観た夢です。

僕が夢の中で何故にこの生鉛筆を欲しくなったのかわからない。
メモと思い出せる夢のシーンから文章を書き起こしてながら考えてみても「生鉛筆」の魅力が全く思いつかないから(笑)
紙に押し付けて砕けた鉛筆は、僕の記憶にあるチョークよりももっと柔らかいのだけど、上手く例える物が見つからないです。

前回の「デッケル」の事もあるので、鉛筆の硬さ表記を調べてみたら「S」はありませんでした。
因みに日本では一般的に17段階に硬さ(濃さ)が分けられ、他にアメリカと欧州式表記もあるそうです。

「CAC シャンパン」でググってもらうと、タックシールの{S}の形の雰囲気がわかります。(これの大文字に似た手書き文字でした)
この書体の{S}には思い出があって、高校時代の美術の道具にインレタで名前を入れていた(僕の苗字は最初にSがくる)のですが、
この文字を見たクラスメイトに{S}が{T}になってると指摘され、尚且つ担当の教師も間違ってると言いはるので、面倒くさいから僕が間違った事にしてやり過ごした事がありました。
アルファロメオを見掛ける度に「俺が正しかったやろ?」と思い出すのです(笑)

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by hanashigai | 2014-02-15 18:00 | ゆめものがたり | Comments(6)

コンタックスの少女とデッケルの少年

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Nikon F80s  24-85/3.5-5.6  石垣島  


1/20の朝、目覚める直前に見ていた夢の話です。

その夢は、他の章(話)の続きからとなるのでしょうが、その章は全く覚えてない。
面白かったので起きて直ぐに、夢の断片をメモ帳に書きなぐった!

夢は
京都のどこかの道の角で出くわした修学旅行の女子生徒達の中に、フィルムカメラを持つ女の子がいて、僕が「オッ!」と大きめの声を出した所から始まる。
そのカメラが「CONTAX Aria」だったので、思わず声が出たのだ。

すれ違った後に、女の子の一人が「なんか「オッ!」って言われた~」と言って、皆が「なんだろ?なんだろ?」と此方を見ながら立ち止まっているので、
「すいません、あなたの持っているフィルムカメラが珍しかったので声に出てしまいました」と伝えると、
持ち主の女の子が「デジイチが欲しいけど、家には無いから仕方なく持ってきました」と返す。

そのカメラがCONTAXであり、Carl Zeissのレンズが装着されている事には全く関心がなく、便利なデジタルカメラが欲しいそうだ。(まぁ今の時代、一般的にはそうなるだろうなぁ・・・)

CONTAX Ariaは小型ながらコンタックス初の評価測光式AEが使えるモデルだ。
同じブランドであるRTS3やAXのような重量級カメラには無い機能を備えた、丁度良いサイズで使い心地の良さそうなカメラだった。
自分自身は2004年頃にCONTAX RTS3とZEISSの28、35、50ミリのレンズが欲しくて(欲を云えばもっと色々)、
日々悶々としてた事があり、それらの中古を探しながらコンタックス関連の書物もよく読んでいた事がある。

夢の中に話を戻そう
レンズはもちろんcarl Zeisse製で、50-80/3.5のVario-Sonnar T*が付いていた。
こんなレンズもあるんだなぁ?と思いながら、そのカメラで女の子たちの記念写真を撮って上げてから、どこから来たの?と聞くと「京都」と云う!
「???」
いつの間にか夢の舞台は東京の何処かのデパート、随分とクラシックな内装の趣ある場所に移動していた!
その瞬間移動の事は特に気にならないのが、夢の中の面白いところ(笑)

暖色に光るシャンデリアと、至る所に誂えた金色の装飾がキラキラしているゴージャスな店内。
その中を女子生徒たちと当たり前のように歩いてると、学ラン姿の男子生徒のグループにも出会った。
そして、その男子生徒達の中にも大きなカメラを持つ生徒がいた。

珍しい形なので尋ねるとウエストレベルファインダーを備えた6×6版の「デッケル」と云うカメラらしく、40/2.8レンズが装着されていた。

凄く興味があったので少し触らせてもらうと、ウエストレベルでは使いにくそうな形をしていて(いや、そもそも構造的にありえない形をしていた)
ファインダー内に現れる像の60%程度しか、実際のフィルムには写らないと云う!!なんとも不思議なカメラだった!

しかもフィルムはインスタント!

バシャバシャと撮っては、その写真を僕に見せてくれるのだが、何処かの山の風景や、スタジオで撮ったような女性モデルの写真とか、目の前に存在しない写真達が魔法のように出てくる!
でも夢の中の僕はその事も対して気にならずに受け入れていた(笑)

いつの間にか先に出会った女子生徒たちはいなくなっていたが、目の前の珍しいカメラの話を続ける。

僕にも撮らせてくれると云うので、デパートの一階フロア(たぶん)からガラス越しに外の景色をフレーミングすると、斜め向かいのビルの前で獅子舞のような踊りが行われていた。
すでに夕刻が迫っているのか?街灯に光がともり、その光の下に照らされる踊りの様子が幻想的だったが、どうしても上手く撮れない。

ファインダーに浮かぶ像は40ミリくらいの画角なのだけど、出てくるポラは400ミリで切り撮ったような極端に狭い画角(60%と違うやん!?)
で、もう滅茶苦茶にファインダー中心部を脳内トリミングさせて撮らないと駄目なのだ!!

じんわり汗をかきながら試行錯誤しているうちに踊りの団体は何処かへ行ってしまって、その辺りで夢の余韻を残しながらぼんやりと目覚めた。

それと殆ど同時に携帯のアラームが鳴り、現実世界に戻ったのでした。

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後で調べてみると京セラ・コンタックス時代のツァイスには50-80/3.5レンズは実在してなくて、それに近いスペックは40-80/3.5がありました。

男子生徒が持っていた「デッケル」ですが、正直、初耳だったので「デッケルとは何なのか?」を調べてみると、
なんとドイツの機械メーカーで写真機用のシャッターを製造していたようです!
デッケルがいったい何処で僕の脳に入っていたのか?不思議でした。→もちろん夢の中のデッケル製カメラは存在していません(笑)

今これを書いている時点で、朝にメモした光景(夢の映像)をちゃんと思い出せなくなっている部分もかなりありました。
「1/25」、「お母さん」、「マイク」、「オリンパス」等がそれです。

デッケル以外のもうひとつの不思議は、カメラを持ってた男子生徒が埼玉にいた頃の小学4年生時のクラスメイトでした!(苗字も思い出しましたが伏せておきます)
親しかった訳でもなく、僕が引っ越してそれっ切り忘れていたのですが・・・。

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by hanashigai | 2014-01-21 20:00 | ゆめものがたり | Comments(8)