有松山車まつり♯5


e0272231_18455076.jpg
祇園寺を出発した山車は有松鳴海絞会館前の「からくり競演」、松の橋(曳行する東側の橋)で「車切り」を行います。
写真は全て曳行の様子ですが、提灯を揺らしながら進む山車は力強い迫力と優雅さを兼ね備えていました。

e0272231_18445929.jpg
有松山車まつりの夜の部曳行では見物に来た幼い子供達も含め、だれでも飛び入り参加できます。
その事が此の祭りを数十倍も魅力的な光景に仕立てていると感じました。
神事として執り行われる祭と、人々が楽しみに参加できる行事を設ける有松山車まつり、大変に素晴らしいではありませんか♪
山車に繋がれた太くて重たい綱を初めて持ち上げた時の感触、子供たちはどんなふうに感じるのでしょうね♪
e0272231_18460334.jpg
山車が東向きに引き返して山車の車庫前に差し掛かると、楫方と関係者が揃って祭の無事を労い称えあっての一本締め。
「二車分かれの義」です。
此処で別れた山車はそれぞれの車庫に収められ、有松山車まつりが終わっていきました。
e0272231_18530488.jpg
山車の祭提灯に魅かれて見物に来た有松山車まつりでしたが、此処で過ごし見て聞いて体験した数時間は、とても充実した思いで深いひと時となりました

「有松天満社秋季大祭(有松山車まつり)」は愛知県緑区有松の旧町内(東町・中町・西町)有松東海道で開催される祭礼で市指定無形民俗文化財。※三基の山車は市指定有形文化財祭。
前夜祭・本祭(昼の部)・夜祭(夜の部)からなり、前夜祭と本祭は神事、夜祭は祭り行事として一般の方も参加して楽しめる。
祭りに曳き出す山車(1803~44年頃建造の唐子車・1873年建造の神功皇后車・1891年購入の布袋車)三基は、曳行する楫方の他に囃子方が乗り込み、優雅なお囃子演奏がされ、また「からくり人形」の「からくり」も披露される。
有松は江戸時代に絞り染めの産地として栄えた地であり、その繁栄ぶりを伝え残す商家の町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、手仕事で造られる「有松絞り」は国の伝統工芸品である。
「美しい町・有松絞り・有松山車まつり」と見所満載に楽しめるのが10月第1日曜日の有松なのでした。



[PR]
# by hanashigai | 2017-10-17 19:00 |  ├ 祭り風景 | Trackback | Comments(1)

大津祭・宵宮♯3

今回で大津祭レポは最終です。
e0272231_15440546.jpg
夜の帳が落ちるのと入れ替わるように祭提灯が色鮮やかになって曳山が華やかに美しく浮かび上がってきました。
空に青色が残る僅かな時間帯の祭り風景の美しさは息を呑む程と言っても決してオーバーではありません。
e0272231_15433567.jpg
各曳山では祭囃子の音色が響きます。
くじ取り式の晩から約10日間に渡り角引山町の会所でお囃子の稽古をしたお囃子衆が、宵宮の曲目「ヨイヤマ」を披露します。
「ヨイヤマ」は本祭では演奏され無い曲であり、大太鼓が使われるのも特徴なのだそうです。
小さな子供から大人までのお囃子衆が、曳山に乗り込んだり会所の前で演奏を披露していました。
e0272231_15442174.jpg
まだ終わらないどころか、始まったばかりの大津祭・宵宮に後ろ髪を引かれながら帰路に着きました。来年はがっつり堪能したいと思っております。


e0272231_18545071.jpg


大津祭は大津市京町の天孫神社(四宮神社)の祭礼。過去には四宮祭の名で親しまれ、現在は湖国三大祭りの一つとされ「国重要無形民俗文化財」の指定も受けている。
祭りの起源は厳密には分かっておらず1598~1624年と考えられており、また豪華絢爛な曳山はいずれも江戸時代に製作されたもので、祭りを重ねるごとに曳山を徐々に増やし、現在までの曳山が揃うまでには約141年間の歳月を要したそうだ。
本祭では13基の曳山がお囃子とからくりを演じながら市内を巡航し、粽を撒いて湖国の繁栄を願う盛大な祭りである。
写真は2017年の曳行順に左から並べられた厄除け粽。

[PR]
# by hanashigai | 2017-10-15 19:00 |  ├ 滋賀県・奈良県 | Trackback | Comments(4)

有松山車まつり#4 猩猩(しょうじょう)

ここで有松山車まつりに現れる神様のお話しを。
有松天満社秋季大祭の昼の部には「天狗」と「猩猩(しょうじょう)」が出現します。
天狗は皆さんよくご存知と思いますが、猩猩は如何でしょうか?
※私は有松祭で遭遇したものの帰宅後に調べてみるまで、何の神様かを存じておりませんでした。能の演目に登場するらしいので詳しい方はおられるかも・・・。
e0272231_16194378.jpg
有松山車まつりの猩猩さま(と天狗様)、もちろん福の神であるのは言うまでもなく、子供をみつけると手に持った団扇で頭を優しくポンポン撫でて、無病息災を願いお祓いしながら練り歩きする様子が見られます。
でも幼い子供達にはとても恐ろしい存在のようで、猩猩が近づいてくると小さな子供の殆どはワンワン泣きながら親の後ろに隠れてしまうか、逃げ出してしまう始末…まぁ、このビジュアルでは仕方ないかも知れませんね(笑)
2メートル超の巨体があり、猩猩さまについては「赤ら顔に歯を食いしばった独特の表情、
だらりと伸びた赤い髪の間から、カッと見開いた瞳」で見つめられたたま近づいてくるのですから、そりゃあ怖いでしょう(笑)

e0272231_16195618.jpg
猩猩さまも日本各地の伝説や昔話に登場し、山に居いれば海にも現れたりと、かなりアクティブな神様。
といっても古くは神様ではなく物の怪の類だったようで、歓迎されるよりは災いの元のような捉え方をされていた様子。

そんな猩猩さまも過去には七福神の一人になっていた経歴もあり「大酒のみであるからにして頭から全身が真っ赤に染まっている姿格好」は、よくよく見れば愛嬌があり親しみを感じる神様に見えてきます♪
夜の部で遭遇するのを楽しみにしてたのですが「昼間でもガン泣きする子供が続出」なのですから、流石の神さまも自粛されてるんでしょうね。

ウィキペディアで猩猩を調べてみるとズバリ「有松まつり」の猩猩さまが写真で登場しているのでなんだか嬉しいです\(^o^)/特に東海地方の祭りによく出没するらしいので、また遭遇できれば良いな~と思ってます。


[PR]
# by hanashigai | 2017-10-13 19:00 |  ├ 祭り風景 | Trackback | Comments(4)