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知らぬ間に・・・油断してた!

数年前から毎秋に撮っていた大モミジが伐採されてしまいました。
神社と連なって石垣が積まれた旧道添いの場所ですし、既に車の往来は無い田舎道だったので、伐採されるなんて思ってもなかった所で突然の事でした。
山の持ち主さんにとっては、伐採せざるを得ない理由があったに違いないので仕方ない事ですから、また数十年後に此処でモミジの木が季節を彩る日がやってくれば良いなと思います。

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以下は此れまでに撮ったそのオオモミジです。
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此処の魅力は常緑樹の森に囲まれた中に一本の大きなモミジが有ること。
夏は爽やかな新緑、秋はご覧の鮮やかな黄色が楽しめ、それが深い緑の中で存在感を放っており、
枝ぶりが見事で葉も瑞々しく、風格と気品を兼ね備えた佇まいでした。

大きな幹から枝々が深く枝垂れ、なんといっても秋の黄葉が素晴らしかったのを思い出します。
そして盛夏の陽射しを適度に遮る木陰も提供する優しい憩いのモミジでもありました。

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このオオモミジは「昔の風景」になってしまいましたが、数年でも接する事ができて幸せだったと感じています。

日本の秋風景と云えば「イロハモミジの紅葉」が代表的な木でそれは京都も同じです。
しかし時を遡ると「オオモミジの黄葉」が秋の主役だった時代があったそうです。

「秋に紅くなるイロハモミジ」は、平安時代が終わる頃から鎌倉時代を迎えるあたりに植樹が盛んに行われ広がったのだそうです。
イロハモミジが主流になる以前の平安時代(360年間のいつ頃までかは知らないよ)は「紅く染まらない」「秋に黄色くなるオオモミジ」が珍重されたとされ、平安貴族はわざわざ都から里山にオオモミジの黃葉を愛でに出掛けたのだそうです!

私が京都のモミジの歴史を知る事と、此処のモミジに出会うのがほぼ同時期だった事もあり「オオモミジの黄葉」こそが「京都のモミジ狩り」だと解釈し、大原の里山にあるオオモミジを「平安黄葉(へいあんもみじ)」と勝手に愛称付け親しんでいた(笑)だけに一抹の寂しさはありますが、山を管理するプロがされた事であると考えると、やがて次の世代のモミジも見れるのだろうと云う希望を持っています。


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by hanashigai | 2017-02-20 19:00 |  ├ 里の四季 | Comments(16)

雪行列車

薄っすら雪化粧した比叡山を眺めながら過ごした先週末、撮りに出掛ければきっとこんなだったろうなぁ~と、過去に撮った写真を観て妄想していました。
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by hanashigai | 2017-02-14 19:00 |  └ えいでん・らんでん | Comments(8)

岩倉散歩道♯2


引き続き通学路散歩にお付き合いください。
歩き始めたのが夕方だったので一時間もしないうちに空が暗くなりはじめます。
山の向こうにある太陽はまだ十分な高さだけれど、山に囲まれた岩倉の町は早い時間に日が暮れてしまうのです。
ちなみに空が焼けるのは太陽が愛宕山の向こうに沈んでからなので、それまでかなり時差がある筈です。
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此処は中学生時代の部活終わり時の帰り道からみた風景。
朝は小学生時代の友人と通ってたけど、部活が違うので帰路は別ルートでした。
まだ稲作をされている田んぼなので夏から秋までの風景が凄く綺麗です。
※家々の向こう側に岩倉川が流れています。

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二枚目の写真の右方向。
隣の田んぼなのにこっちは雪がしっかり残ってました!何故こんなに違うのでしょうね?

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上は通学路ではないですが私の好きな風景。
此処も稲作をされているので季節毎の風景がとても綺麗です。
やはり此処も初夏の風景が一番好きですね♪
後ろの比叡山が好い感じに色付いてきました。

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上は岩倉実相院への参道です。
小・中・高・大学時代を過ごした界隈なので知り合いも多いです。
引っ越してきた当時と比べると道路が格段に良くなりました。
a.画像右端の自販機がある御宅、以前は小売店を経営されてたので、よく家のお使いに行きました。二、三十円をもって駄菓子を求めたりも(笑)
b.画像、親切な案内表示を発見。岩倉実相院は数十年前のテレビで多くの方々が存在を知る事になり、それから一時期は観光バスまでやってくる程に!
今は随分落ち着きましたね。
c.とd.の画像の向こう側には背の高い大木と竹林があって、昼間でもうす暗く鬱蒼としていたのを思い出します。
そうそうc.画像に写る蔵の前から奥の電柱までのほんの十数メートルは、雪が降ると溶けずに残って必ずガリガリに凍結してたものです。
今は塩カルで対応してるのでしょうね。

久しぶりの通学路散歩で懐かしい風景が多く残っていたのは嬉しい事でした。
といっても変わってない風景を選んで撮り歩いたので、そんな印象が濃いのかも知れません。
でも鳥が飛ぶ高さで界隈を俯瞰で眺めれば、実際はかなりの農地が埋められ、山は削り開かれて宅地になり、大きく立派な歴史あるお宅が無くなり分譲地になっていたりと、過ぎた時間を考えれば当たり前の変化が見られます。
洛北の田舎ですが、これからもまだまだ変化していく此処、今後も撮れるうちに記録に残しておきたいと思っています。




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by hanashigai | 2017-01-24 19:00 |  ├ はんなり撮影散歩 | Comments(13)

岩倉散歩道


私が埼玉県熊谷市から京都市左京区岩倉に引っ越してきたのは昭和54/12/06、ちょうど今回のような雪の後で、かなりの残雪がある寒い日でした。
生まれてから小学三年生までの東京では何度かの雪が降り、子供が雪遊びをするには十分に積ったのを覚えてますが、
埼玉で暮らした三年間は雪の記憶は一度だけでしたから殆ど雪の存在を忘れてたかもしれません。

新たな引っ越し先界隈はメインのバス通りがデコボコ(一応舗装はされてた)の田舎道。
そんな道を揺られながら道路脇や家の屋根に積もる雪を横目にやってきたのですから、幼心に「凄い所に来たな!!」と思ったものです。※叡電岩倉駅から木幡駅までの両脇は一面が田畑の時代です。
転校した学校への通学路は、舗装されていても道の中央(車のタイヤで踏まれない部分)はひび割れて雑草がニョキニョキ生えてる!か、砂利道!のどちらかで、途中にはなんと「牛小屋」までもあったんです!!

古き良き時代ともいえる懐かしい思い出です。

前置きが長くなりましたが、
先週末の雪で殺風景な田舎の風景が少しだけ華やいで、少年時代に学校へ通った道を歩きたくなりました。※そういえば十年ほど前にも突然思い立って此の通学路を歩いたなぁ(笑)
久ぶりの通学路は今どうなっているか?ちょっとした探検のような気持ちでの通学路散歩です。
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此処は小学生時代は砂利道でした。
正面から左に続くブロック塀は、当時は土壁で蔵ももちろん土壁・漆喰塗りの立派な物でした。
左側は道幅が少し拡張されたようです。
右に見える黄土色の土壁は当時のままの面影が!(もちろん幾度となく補修はされてる筈です)

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ここは余り変化がありません!35年前の風景がほぼそのまま残っていました!!
写真の岩倉川は、当時はお世辞にも綺麗とは言えませんでしたが、今は澄んだ水が流れています。
でも当時でも此処から2キロ程も遡れば清流といえる流れになり、小学生当時から川エビ・サワガニ・清流の魚(ハゼやシマドジョウ)等が捕れたんですよ。

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上写真の右の道を進んだ写真です。
この界隈は農家が多く立派な造りの日本家屋と蔵が多く残っています。
軽自動車でも通るのは厳しい路地なので小学生の頃は安全の為もあって此処を歩かされました。
私は初夏の此処の道が大好きでした♪

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少し進んで上を見上げます。
当時は白漆喰の立派な蔵に囲まれた素敵ポイントだったんです。
私は幼い頃から「田舎の風情」が好きだったようです(笑)
右は少しリフォームされた御様子ですね。

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最上段の写真を左に折れるとこの風景が現れます。
正面は京都滋賀の県境にある名峰・比叡山。
この風景も大して変わっていませんが、奥の塀が以前は木板だったような・・・いや!この立派な家にそれはないか?記憶というのは曖昧ですね。
でも絶対に間違いないのは、引っ越してきた小学生の頃から手前の畑が「田んぼだったら綺麗なのに」と思っていた場所です(笑)

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上地点からから更に数十メートル進んで。
時差があるので色が違いますが、此処までワイドにすると幼い頃のままの風景です。
川の護岸も、その上のブロックも、左端の白っぽい建物もそのまま!
とても懐かしいです。

山歩き用の靴を履いて歩きましたが、ほんの2時間程で中がビッショリ濡れて、帰宅した時は足がふやけてました(笑)
久しぶりに歩いて、今も好きな田舎風景が残されていたのが嬉しいです♪
また春、夏、秋と歩いてみたいと思いました。
下手すると同級生や後輩の「子供」が通学路を歩いてる!!なんてのも十分に有り得ますね。



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by hanashigai | 2017-01-21 19:00 |  ├ はんなり撮影散歩 | Comments(22)

洛北雪化粧


日本全国で寒波となった先週日曜日は、朝イチで蓮華寺さんの拝観をしてまいりました。

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開門09:00の少し前に到着すると開門待ちの拝観者が既に二名!僕は車の中で待機して09:00ジャストに門をくぐりました。
門から敷地に入ると気温が少し低いような・・・冷蔵庫を開けた時、冷気が肌に当たるような感触に似てました。
さて雪化粧された庭園はどんな様子でしょう?


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拝観料を納めて書院に上がると空気が一層冷えていました。
予想どおり暖房は一切ないのでキンキンです(笑)このキンキンに冷えた書院から庭を眺めたかったのでムフフなのでした♪
早速靴下を重ね履きして防寒対策、上はヒート系インナー+裏ボアパーカー+モコモコのジャケット・・・それでもめっちゃ寒~い♪♪
先に入られた方々は既に撮り始めていましたが、先ずはお気に入りの場所に座して書院と雪化粧の庭を眺めて過ごします。
「拝観のついでに撮る(建前ではありますが大切な気持と考えてます)」と云うスタンスになるように逸る心を落ち着かせるのです(笑)
15分もすると拝観者が増えてきたので私もいよいよ撮影に\(^o^)/
雲に日光が遮られフラット気味の光、あえてギリギリ暗く撮ってます。


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閉められた障子に朝の光が射して美しい陰影を作り出しました。
雪化粧された庭に直射する光は眩すぎて直視できなくても、障子から透ける光と影はなんと美しいこと!たまりません。
そうこうしてると奥さんが写真の写りを気づかって下さり、此処の障子も開けてくださいました。


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障子戸が開けられると一気に風通しが良くなって書院は更に冷え冷えに♪
ちなみに障子戸を閉めてる理由は「吹き込んだ雪が畳を痛めるから」だそうで室内保温の為ではありません。
蓮華寺さんらしいと思いました(笑)


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雲間から太陽が顔を出すと雪が光を反射して書院を明るく照らします。
上の写真は無理に明るく撮ったのではなく、ハイライトが破綻しないようにギリギリ露光した結果です。
庭に射し込んだ光が良いバランスで書院の中に拡散し、肉眼で見える雰囲気にかなり近く撮れました。
夏はグリーン光、秋はオレンジ光に染まる書院の漆喰壁、雪が照らし出す光はナチュラルな色味で、実際には吐く息が白くなる程の空間なのに、春や夏や秋よりも柔らかさや暖かさを感じる光なのが不思議ですね。



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次々に訪れる拝観客で混雑してきたので今回は早めにおいとましました。
それでも二時間半は過ごせたので満足です♪
門を出ると蝋梅が咲いてるのに気づきました!もう花の季節がやってきているのですね!?
そして雪の中に滲むパステルイエローに眼が止まります!散った花びらに雪が薄く積もったようで、まるで蝋梅の黄色い色素が雪に染みこんだよう。
淡く繊細な美しさを発見して得した気分でした♪


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by hanashigai | 2017-01-18 19:00 |  ├ 寺社仏閣めぐり | Comments(14)

2016鉄道写真まとめ♯1


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洛北の四季彩ゆたかな叡電は、季節それぞれの風景を絡めながら撮るのが楽しい鉄道です。
そんな2016年の叡電撮り鉄をまとめてみました。


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1.初夏の出町柳駅から乗り鉄出発。画面右は披露宴か?その二次会か?幸せな貸し切り列車でしたヽ(^o^)丿
2.年明け早々の雪の日。今年の絵になる雪はこの時一回限りと、寒さが厳しい洛北ですが年々積雪が少なくなっています。
3.秋色染まる山を背景に。ここの橋梁は同じ川に掛かる府道の橋から狙えるのですが、ファンの方々には二ノ瀬駅近くの橋梁の方が人気のようです。個人的には周辺の家々が写せるのも好きなポイントです。
4.此処の橋梁は紅葉ライトアップシーズンは撮り鉄ファンで賑わいます。星空を背景に撮ってみると好いかも☆とチャレンジしました。もう少し研究が必要ですね(^_^;)

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かわるのは沿線の自然風景だけでなく一部の車両は季節に合わせたお色直しもされています。
人気の「きらら号」なかなか芸が細かいですね♪


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1.叡山鉄道は今年開業90周年の節目を迎えました。自分が暮らす町を走る鉄道がそんなに歴史あるとは驚きでした。
2.「八瀬駅」の駅舎を支える鉄柱には大きなリベットが!大正時代に造られたものがそのまま現役っていうのは凄い事ですよね?
3.そして駅舎そのものも改修を重ねながら、殆ど開業当時そのままの姿を留めているようで・・・やっぱり凄い!
4./5.現在の「宝ヶ池駅」にも当時の名残が。説明プレートの上部には「山端駅」時代にペンキで書かれた駅名が残されていました!興味のある方は叡電「宝ヶ池駅」で探してみてください♪


鉄道写真と云いながらそのジャンルの鉄板な撮り方・・・例えば編成写真などはありません。
そもそも鉄道を撮り始めたのもここ数年の事です。
洛北のド田舎にも関わらず年々環境変化が激しくなり、土地開発も手伝って知らず知らずのうちに「何か」が無くなっている事が珍しくない時代になりました。
田畑ばかりで長閑だった地域の沿線風景にもマンションや家が立ち並び大きな道路が並行して走る区間も出現しました。
時代に合わせた変化は必要ですが「そこの風景に何があったかを思い出せない」ような事にならないように、此れからも記録の意味も含めて叡電を撮り続けるつもりです。



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by hanashigai | 2016-12-29 19:00 |  └ えいでん・らんでん | Comments(18)

蓮華寺の秋 sanpo

十一月の半ば頃、洛北の古刹「蓮華寺」を拝観しました。
秋の観光シーズン真っただ中に訪れるのは此れが初めてです。
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門をくぐるといきなりの黄葉絨毯のお出迎え!
こんなに葉が散っているのに木を見上げるとまだまだ黄緑色の葉がたっぷり茂っていました。
11月下旬頃までは黄色い絨毯を楽しめそうな気配です。
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まだ緑色が瑞々しいイロハモミジと散り落ちたイチョウの黄葉。
心静かに眺めていると時間の流れを記す時計の針まで見えてくるようです。

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書院から眺める絶景。
初夏から数回通い拝観した蓮花寺は毎回異なる姿を見せてくれていました。
そして秋の眺めもご覧のように見事な美しさです。

書院縁側の前まで出るとダイナミックな秋の庭園が拝観できますが、私は書院の奥から全体を眺めて過ごすのが好きです。
前まで出てしまうと圧倒的な美しさに見惚れてしまい視覚だけが過敏になりますが、
眼に見える光景だけでなく音や香りを感じながら、時に眼を瞑り拝観することで、眼の前に見えている光景のもっと先・・・
例えば書院の池に流れ込むせせらぎの風景や、比叡山麓の四季の情景を想像して楽しめるのです。


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団体の拝観客が訪れると静かな書院が一気に賑わいます。
秋を独り占めするには勿体無い此処の空間、シルエット越しに眺める庭園も大変に美しいと感じました。


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初めての秋の蓮花寺は数時間を過ごしてしまいましたが、住職の説法も聴くことが事ができ大変有意義な時間でした。
洛北は此れから厳しい冬の季節を向かえますが、やはり観てみたいのが書院から眺める雪景色です。
寒いのが苦手な私ですが今季は冬の楽しみができました。



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by hanashigai | 2016-12-20 19:00 |  ├ 寺社仏閣めぐり | Comments(16)

鞍馬火祭り♯4



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太鼓が聴こえてきたのでそちらを伺うと、老若男女問わず太鼓で祭りを祝います。
幼い子供の可愛い音、お姉さんの淑やかな音、祭衆の勇ましい音、たたく人によって音色が様々です。
一人が叩き終わると拍手が沸き起こり、また次の人に代わられていき、鞍馬の町に太鼓と一般見物客の喝采が響き渡りました。

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鞍馬の町には「七仲間」と云う火祭を執り行う組織があり儀式にそった順序で各神事が進められます。
その「七仲間」は鞍馬出身の氏子(世襲制)だけで組織されており、祭りを盛り上げるために他から呼んだ神輿担ぎの人(祭り請負人?)等のお世話にもならないので、それを代々守り続けてきたことで「鞍馬の祭り」としての純粋さがあります。
その事実は鞍馬火祭の神聖性もより高めているように私は感じました。
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この後、各仲間から集まった大松明が由岐神社前石段下(鞍馬寺三門前)に向かい、各松明が山門前にひしめきあい掲げられてから石段下に焼き捨てられます。
残念ながらその様子は観ることが出来ませんが、歓声とともに火の粉を巻き上げながら大きな炎が燃え上がり、鞍馬の空を焦がす様子が遠くからもハッキリと確認できました。

先にも書いたとおり過去には石段下での大松明焼き捨ての様子は簡単に観ることができました。
現在は観光客が増えたので「石段下付近で立ち止まっての観覧は出来ない」ことになっていますが、個人的にはそれでも好いと思っています。
鞍馬の由岐神社の神様を祭る神事ですから「土地に縁もゆかりもない誰が見ようが見れまいがどうでも好く(※此れは私の気持ちです)粛々と執り行われる」のがお祭りなのですから♪

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由岐神社に安置されていた御神輿を従えて祭りの列がやってきました。
まだ10代初めの頃、此れを観た記憶があるのですが、その時は石段下前だった気がします。
この後、神輿は御旅所に安置され神楽が奉納されたあと神楽松明が境内をまわって鞍馬火祭りが終了します。

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観れない神事の最中、振り返って改めて町の様子を眺めてみました。
大松明が練り歩いた町にはまだ熱気が残り漂うように見え、氏子の方が篝(篝火)を絶やさないように薪を焚べています。
ほんの少し前に過ぎていった時間の余韻を楽しみながら思い起こし、それが素晴らしい体験だったのを実感しました。
祭りの全てを最後まで見届けられなくとも十分に楽しんだ2016年の鞍馬火祭、大満足のうちに叡電・鞍馬口駅に戻り帰路につきました。

この祭りを境に京都は寒さが一段増すと云われ、いよいよ紅葉が色づく季節を迎えます。

「鞍馬火祭り」は由岐神社の例祭。起源は940年(天慶3年)とされ宮中に祀られた祭神を鞍馬に移すにあたり、当時の村人が篝火(かがりび)を持ったて迎えたのが始まりとされ、18時の「神事にまいらっしゃれ」神事を合図に、町の篝(エジ「篝火」)に一斉に点火されると、宵が間近の鞍馬集落は篝火が照らす幻想的な風景に包まれます。

先ずは小松明を持った子供達が練り歩いていき、その後、徐々に青年が担ぐ大松明へと変わり「サイレイヤ、サイリョウ」の囃も幼い可愛い響きから迫力の鼓魂へと変わっていきました。

我々一般人は松明を担いで町内を練り歩く姿と、神輿行列しか見る事が出来ませんが、それでも凄い数の観客が此処を訪れます。
叡電の終電午前0時頃に合わせて見納めになる鞍馬火祭りですが、お祭りはその後も執り行われ御旅所から神輿が由岐神社へ戻る午前2時頃まで続けられるのだそうです。


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by hanashigai | 2016-10-31 19:00 |  ├ 祭り風景 | Comments(10)

鞍馬火祭り♯3


子供たちの御旅所参りの後、いよいよ大人の松明も出発の時を迎えました。

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ひと際大きな松明に火が着けられると周囲から拍手が沸き起こり、その炎が鞍馬の町を明るく照らしだしました。
まだ電球が無い「明かり=炎」の時代、洛北・鞍馬に暮らす人々(その時代を生きる人々)にとって「鞍馬火祭りの炎」は、今以上に特別な灯りだったでしょう。
そんな事は既に分かりきった事!なのですが、それを改めて感じたのも祭りのお陰かも知れません。

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あちこちで松明にが灯され「サイレイヤ、サイリョウ」の勇ましい声(囃)が町中に響きます。
いったい幾つの松明があるのでしょう?大きな松明は近くを通り過ぎるだけで「熱さ」を感じる程のもの!
鞍馬の空に舞う炎は、やがて京都の天をも焦がす程、もちろん実際の炎だけでなく祭り衆と観客の熱気も凄いのです。


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a/b 幼い子供たちを円陣に迎え、大人たちによる「サイレイヤ、サイリョウ」の音頭(囃し立て)がはじめました。
彼方此方で始まるこのような光景・・・これは即興なのか神事の一つなのか?私にはわかりませんが、やはり心打つ光景です。
最初は声の迫力に驚いていた子供達、この子たちにとっては「鞍馬火祭の洗礼」だった事でしょう!
それでも次第に大人を真似て身体を揺らし音頭を取り始める子供もいました。
その様子を観ていて「あぁ、成る程な~」と、伝え受継ぐと云う言葉が僕の頭にすんなり入ってきました。

c 氏子はもちろん観客の皆も此処に集い、この円陣を中心に大きな輪が出来上がっていきます。これぞ祭りと云う風景ですね。

d そうしているうちに此方では御旅所参りを終えた子供の松明が自分の家に戻ります。
でも祭りはまだほんの序の口、此れから日にちをまたいで様々な神事が執り行われていきます。






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by hanashigai | 2016-10-29 19:00 |  ├ 祭り風景 | Comments(2)

鞍馬火祭り♯2


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此方の子供達も松明を担いで町内を練り歩くそうです。
立ちポーズがキマってる男の子は小学校一年生で、女の子二人は六年生と話してくれました。
一年に一度の晴れ舞台の日、大人も子供も気持ちが高ぶりますね~♪


a 18時前頃には空が暗くなり古風な町並+提灯が宿場町の風情を醸し出して好い感じ。間もなく篝(エジ)にも火が着けられます。

b 町内の篝に一斉に火が灯されると完全に火が着くまではモクモクと色い煙が立ち登り辺りを漂います。※少しの間は皆が燻製状態です(笑)

少しづつ肌寒さを増した谷間の小さな町、鞍馬集落が篝火の揺らめく炎に照らされ、薪の香りに燻されていく情景は、月並みな表現ですがとても風情があり郷愁に訴えかけてくる風景でした。

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a 町内の一本道に「神事にまいらっしゃれ~」の合図が響き渡ると、氏子の家々に積まれた松明に火が着けられます。

火祭りの先陣を切るのは子供たちが担ぐ松明の御旅所参り。大きく重たい松明を担いで立派にその役目を果たします。
※子供が担ぐ松明は見た目は小さいですが、紛れもない「本物の炎」が燃え盛る松明ですから、大人の助けが必要なのは云うまでもありませんよね。
親御さんたちも幼い頃の自分達と子供(孫)の姿を重ね合わせて、見守りながらの御旅所参りです。
こうして何百年も繰り返し受け継がれてきた鞍馬火祭り、随分と久しぶりに訪れた癖に「歴史の1ページに立ち会った」気分になってしまう私・・・ちょっと大袈裟でしょうか?



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by hanashigai | 2016-10-27 19:00 |  ├ 祭り風景 | Comments(4)