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甲良東小学校旧校舎も忘れずに行ってきたよ

今日行かないと夏のうちの再訪はもう無理!っていうタイミングで訪れた滋賀県犬上郡の甲良町♪何のために?と言うと、もちろん前回に館内の見学ができなかった甲良東小学校の旧校舎(甲良町図書館)がお目当てです。
先に豊郷小学校旧校舎群をたっぷり見学したので午後になったけれど、それはもちろん折り込み済みの事。
前回の訪問で晴れなら館内南側の廊下に良い光が差し込むと予測してたのと、どのみち教室は開放されてないと思ってたので撮影シーンはシュミレーションできてました。
館内に入ると図書館受付に係りの方がおられたので先ずは念の為に撮影許可の確認。アロハ+短パン着たオッサンがカメラ2台で突然撮り歩きまくるのは凄く怪しいですからね。
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前回はテクテク歩いて畑の向こうから撮ったけど、今回は教室からショット。
自分が思っていた以上に湖東の山々が近くに、そして視界を興冷めする高層物が無かったのが嬉しかったです。
パキパキの青空&夏らしい白い雲、そして窓の向こうに広がる一面の緑を撮れてますが、かなりゆるく現像しました♪
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二階廊下の様子。硝子格子引違い戸がズラッと!戸の向こうは畳敷きの部屋になっていて、中は更に床の間まであり欄間・襖で仕切られた純和室のとても広い部屋でビックリしました。
館の廊下は板張りなのですが、ご覧のように厚めのカーペットが敷かれてます。
きっと床保護の観点からの措置だと思いますから、町の皆さんがこの旧校舎を大切にする気持ちが伝わってきます。
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実のところ校舎建設に8年を要したというのが「いくらなんでも時間掛かり過ぎでは?」と思っていたのが正直なところでした。
老いも若きも「甲良町の人々が総出」の建設工事だったとは言え、この建物は日本建築様式・・・言い換えれば当時では「最もなれ親しんだ日本式の建築材料と日本式の建築技術」で建てられ、技術職人が携わって造る校舎ですし、それプラスで発展しつつある「資材運搬・木材加工など良いとこ取り」で造られたのに?とも感じたのです。
でもそれらの疑問はこの復元模型を見て腑に落ちました。
現存する校舎はほんの一部分に過ぎず、本来はかなり大きな規模の学校建築だったので時間がかかるのも無理がないですね!
昭和22年(1947)11/03に高度6706mから米軍撮影の犬上郡甲良町/国土地理院・空中写真閲覧サービスリンク
※国土地理院【同意】ボタンを押して、日本地図がでたら、一旦ページを前に戻して(Alt+←)から、再び上記リンクで高解像度の該当写真が閲覧できます。
※画像中心あたりを拡大すると当時の甲良東小学校が見えます。ちなみに視線を画面左に平行移動させると豊郷小学校の姿も。
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館内に入ると一階は殆ど全て図書館として利用されておりました。
なので二階へと続く階段からが当時を偲びながら見学できる場所となります。
総檜造りの先入観なしで眺めても重厚で贅沢な見栄えは、学校校舎というよりは日本建築様式の老舗高級旅館を思わせる佇まいで、欄間と襖で仕切られた大きな畳部屋は当時からなのか?なんと床の間まである本格的な和室でした!
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既に大昔と言っても良い時代に、甲良の腕利き大工職人が腕によりをかけて手掛けた木造建築がここに。
金属溶接は無論、金属釘なども使わない日本古来の伝統的な木組構法で造られた事がわかり、また過度な装飾はありませんが細部には大工職人の美意識も見受けられます。
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「階段を走らない」「廊下を走らない」と注意を諭しつつも穏やかな声の響きが。
二階和室広間を見学してた時に一組の親子が廊下を歩いて来られ、若いお母さんが発した「懐かし~」の言葉。
娘さんは先に階段を降りていってしまいましたが、直ぐに広間から廊下に出てお話を伺うと、そのお若い母さんはこの校舎が現役時代に通われていたとのこと。

お母さん「わざわざ来てくださったんですか!?」
私「以前に立ち寄って素晴らしかったので、この界隈も含めて撮り歩いてます」
お母さん「ありがとうございます。ごゆっくり楽しんでください」
私「こちらこそありがとうございます♪」

この僅かなひと時がどんなに素晴らしいか、わかっていただけますよね。

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Commented by milletti_naoko at 2019-09-04 06:12
健全な精神は健全な肉体に、そうして、隅々まで伝統を生かした美しい校舎にも宿るように、写真を拝見していて思いました。2枚目の写真に、今は亡き祖父母が住んでいた兵庫の古い家を思い出しました。日差しをたっぷり取り込み、機能的でかつ美しい。学校全体の作りに、京都の大きな寺社や平安時代の寝殿造りを連想しました。こんなに広い畳の部屋! 放し飼いさんは高級旅館を思われましたか。わたしの頭にはお城や神社が浮かびました。いずれにせよ、中に入ると、いえ、入らずともこういう美しい広間のある美しい学校に通えると思うと、居ずまいも心の持ち方も自然と正されそうです。こんなみごとな学校が皆の協力によって作られ、今も大切にされているとは、すばらしいですね。
Commented by hanashigai at 2019-09-04 21:49
>なおこさんへ
白くて明るい色合いだった豊郷小学校の旧校舎と対照的に、シックで落ち着いた色に包まれていて、流石に日本伝統の木造建築の趣が溢れていました。
寺院や神社などと比べると当たり前ですが、若干略式と言うかむしろ機能面で優れている印象がありましたし、私が好きで尋ねるお寺などは書院からの眺めが美しくて、それが印象深いので、使うときには襖戸が閉められる旅館の座敷大広間が頭に浮かんだのだと思います。
お話を伺ったお母さんによるとご自身の教室は木板の床に机と椅子だったそうですが、畳敷きの教室もあったそうです。
何かの時間に使われていたのでしょうね。

宇和島の父の実家も私が幼い頃は典型的な日本家屋の造りで、日差したっぷりで川からの風が吹き抜ける心地よい家でしたが、いつの間にか「何の特徴もない普通の家」になってしまいました(笑)
Commented by G7_2007 at 2019-09-07 21:57
今度、SRで行ってみます!!
Commented by hanashigai at 2019-09-08 00:36
>G7さんへ
SRだと湖岸道路も気持ちよく流せますね~♪
レポ待ってます\(^o^)/
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by hanashigai | 2019-09-06 00:00 |  ├ 滋賀・奈良・関西 | Trackback | Comments(4)