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カテゴリ:  └ 東海北陸の祭り( 13 )

有松山車まつり♯5


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祇園寺を出発した山車は有松鳴海絞会館前の「からくり競演」、松の橋(曳行する東側の橋)で「車切り」を行います。
写真は全て曳行の様子ですが、提灯を揺らしながら進む山車は力強い迫力と優雅さを兼ね備えていました。

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有松山車まつりの夜の部曳行では見物に来た幼い子供達も含め、だれでも飛び入り参加できます。
その事が此の祭りを数十倍も魅力的な光景に仕立てていると感じました。
神事として執り行われる祭と、人々が楽しみに参加できる行事を設ける有松山車まつり、大変に素晴らしいではありませんか♪
山車に繋がれた太くて重たい綱を初めて持ち上げた時の感触、子供たちはどんなふうに感じるのでしょうね♪
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山車が東向きに引き返して山車の車庫前に差し掛かると、楫方と関係者が揃って祭の無事を労い称えあっての一本締め。
「二車分かれの義」です。
此処で別れた山車はそれぞれの車庫に収められ、有松山車まつりが終わっていきました。
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山車の祭提灯に魅かれて見物に来た有松山車まつりでしたが、此処で過ごし見て聞いて体験した数時間は、とても充実した思いで深いひと時となりました

「有松天満社秋季大祭(有松山車まつり)」は愛知県緑区有松の旧町内(東町・中町・西町)有松東海道で開催される祭礼で市指定無形民俗文化財。※三基の山車は市指定有形文化財。
前夜祭・本祭(昼の部)・夜祭(夜の部)からなり、前夜祭と本祭は神事、夜祭は祭り行事として一般の方も参加して楽しめる。
祭りに曳き出す山車三基(1803~44年頃建造の唐子車・1873年建造の神功皇后車・1891年購入の布袋車)には曳行する楫方の他に囃子方が乗り込み、優雅なお囃子演奏がされ「からくり人形」の「からくり」も披露される。
有松は江戸時代に絞り染めの産地として栄えた地であり、その繁栄ぶりを伝え残す商家の町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、手仕事で造られる「有松絞り」は国の伝統工芸品である。
「美しい町・有松絞り・有松山車まつり」と見所満載に楽しめるのが10月第1日曜日の有松なです。


by hanashigai | 2017-10-17 19:00 |   └ 東海北陸の祭り | Trackback | Comments(8)

有松山車まつり#4 猩猩(しょうじょう)

ここで有松山車まつりに現れる神様のお話しを。
有松天満社秋季大祭の昼の部には「天狗」と「猩猩(しょうじょう)」が出現します。
天狗は皆さんよくご存知と思いますが、猩猩は如何でしょうか?
※私は有松祭で遭遇したものの帰宅後に調べてみるまで、何の神様かを存じておりませんでした。能の演目に登場するらしいので詳しい方はおられるかも・・・。
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有松山車まつりの猩猩さま(と天狗様)、もちろん福の神であるのは言うまでもなく、子供をみつけると手に持った団扇で頭を優しくポンポン撫でて、無病息災を願いお祓いしながら練り歩きする様子が見られます。
でも幼い子供達にはとても恐ろしい存在のようで、猩猩が近づいてくると小さな子供の殆どはワンワン泣きながら親の後ろに隠れてしまうか逃げ出してしまう始末…2メートル超の巨体で、猩猩さまについては「だらりと伸びた赤い髪の間から赤ら顔でカッと見開いた瞳、歯を食いしばった独特の表情」で見つめられたたま近づいてくるのですから、そりゃあ怖いでしょう♪このビジュアルでは仕方ないです(笑)

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猩猩さまも日本各地の伝説や昔話に登場し、山に居いれば海にも現れたりと、かなりアクティブな神様。
といっても古くは神様ではなく物の怪の類だったようで、歓迎されるよりは災いの元のような捉え方をされていた様子。

そんな猩猩さまも過去には七福神の一人になっていた経歴もあり「大酒のみであるからにして全身が真っ赤に染まっている姿格好」は、よくよく見れば愛嬌があり親しみを感じる神様に見えてきます♪
夜の部で遭遇するのを楽しみにしてたのですが「昼間でもガン泣きする子供が続出」なのですから、流石の神さまも自粛されてるんでしょうね。

ウィキペディアで猩猩を調べてみるとズバリ「有松まつり」の猩猩さまが写真で登場しているのでなんだか嬉しいです\(^o^)/特に東海地方の祭りによく出没するらしいので、また遭遇できれば良いな~と思ってます。


by hanashigai | 2017-10-13 19:00 |   └ 東海北陸の祭り | Trackback | Comments(4)

有松山車まつり♯3

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山車に祭提燈飾り付けが完了すると「夜の部」がスタート。
空の青と提燈の灯りのコントラストが美しい時間帯。
とても幻想的な風景がありました。

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それぞれの町の囃子方の列が「笹提燈」を掲げ東町を出発して、山車が待機する西町の祇園寺前を目指します。
山車に到着するとそのまま山車の周りを3周してから囃子方が山車に乗り込みました。「囃子込み」です。

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さあ、いよいよ山車が動き出しました。
200個以上の祭提燈で飾られた山車は、お囃子を鳴らしながら西町に向かって曳かれて行きます。


by hanashigai | 2017-10-10 10:10 |   └ 東海北陸の祭り | Trackback | Comments(4)

有松山車まつり♯2

17時前後「夜の部」準備が始まりました。
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各山車の前に整然と並べられ飾り付けを待つ祭提灯たち。
この様子はなかなか圧巻で、祭の関係者の方々もご自分のスマホで代わる代わる撮られている程の光景なのです。

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祭提灯の蝋燭に点火がされると祭衆の手により提燈が次々に飾られていきます。
青い法被の方々は祭を手伝うボランティア(?)さん。
祭行事中の山車に直接触れるのは禁じられているそうですが、本物の火を扱う提灯飾り付けを円滑無事に終える大役を担ってます。
祭り全体を眺めればその役目は裏方なのですが、彼らなくして祭の成功はあり得ません。
皆さん本当にご苦労様でした。

そうそう、中町「唐子車」にはとても綺麗な女性の囃子方さんもいらっしゃいました。朱い鼻緒の祭草履も可愛いです♪

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私が「有松天満社秋季大祭」に興味を持ったのは、夜の部の山車がきっかけです。
個性的な祭提灯で飾られる山車の姿に…いや、もっと云うと、今時には珍しく蝋燭で灯される美しい提灯に一目惚れしてしまい、直に観てみたいと思わせられたのです。

念願叶って有松山車まつりに来て、提燈の幻想的な灯りと観れば観るほどに個性的な意匠に惚れ惚れしました。

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三基それぞれデザインが異なる祭提燈のなかで、特に青赤波模様が描かれた東町「布袋車」祭提灯の「青色」に心惹かれました。
柄も凄く珍しいと思いますが、白い顔料を混ぜて発色させたような鮮やかな水色を彩色した此の提燈に、私の固定観念は崩され衝撃的な光景だったのです(笑)

優しい灯りが眼と心を癒し潤してくれる僅か1カンデラ(1candle)の灯りたち、いつまでもロウソクの灯りを守り続けて欲しいですね。

余談で尚且つ断言はできませんが、この有松山車に飾られる祭提灯の様子、もしかすると手漉き和紙が用いられてるかも知れません!和紙の産地が近いのも影響してるかも?と妄想がどんどん膨らんでいきます\(^o^)/


by hanashigai | 2017-10-06 19:00 |   └ 東海北陸の祭り | Trackback | Comments(8)

有松山車まつり♯1

10月1日に愛知県名古屋市緑区の有松で執り行われた「有松天満社秋季大祭・有松山車まつり」は(も)、下調べをろくにしないで現地入りしたので「何の神事が執り行われてるか?」」は、この回想追体験記を書きながら理解している始末(汗)そもそも此の祭りを知ったのも昨年秋祭り後の事なのですが、よろしくお付き合いください。

現地到着したのは13時過ぎ、祭りの「昼の部」が終盤を迎え、その見所の一つである「三町山車の車切り(しゃぎり)」の真っ最中!当然ながらそれなりの人集りなので先ずは遠目に観覧しました。
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からくりを披露した後に「楫方衆(かじかたしゅう)」が山車の片側を持ち上げてグルッと回転させるのが「車切り」。
歓声をうけながら三基の山車が順番に「車切り」を行っていきます。
「車切り」を良い位置で観覧・撮影するには予め場所取りして置かないと難しそうですが、きっと何処のお祭り観覧でも多かれ少なかれありそうですし、今回は遠目でも観覧できて良かったと思っています。

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三基の山車は町ごとに異なり、当然それぞれの町衆が自分の町の山車で有松まつりを奉納します。
多くの皆さんは御存知と思いますが、此処は「有松絞り」の町ですから祭衆の皆さんは、半被にせよTシャツにせよ、個性的な絞り柄の衣装が素敵でした。
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楫方衆が腰に巻いてる白地に点々の「さがり」のような物は「はちまき(手ぬぐい)」を束ねてぶら下げています。
これは祭りの最中に知り合いや観客に進呈するようで、ご利益ありそうですね~。僕も祭りの終わり間近に一つ頂戴できました\(^o^)/

「出立ちの儀」から始まる「山車まつり・昼の部」は、有松の街を山車が曳き流し「からくり奉納」「車切り」を各所で行いながら有松天満社を目指します。
町の西側にある祇園寺前で「三町山車のすれ違い」と「からくり奉納」を終えると「昼の部」のクライマックス。
集結した三基の山車の祭り衆が太古を鳴らしながら有松天満社を目指して走り込み、祭りの安全祈願と祭奉納「総参り」が執り行なわれ、秋季大祭の神事としての祭礼が全て終了となります。

by hanashigai | 2017-10-05 19:00 |   └ 東海北陸の祭り | Trackback | Comments(8)

有松山車まつりに行ってきた。

10月1日、昨日の事ですが「有松天満社秋季大祭・有松山車まつり」に行ってきました。

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撮影した写真にざっくり目を通して、先ずはエピローグ写真を選んでみました。
今後暫く「有松山車まつり」のポストが続きますが、どうぞ宜しくお付き合いください。


by hanashigai | 2017-10-02 19:00 |   └ 東海北陸の祭り | Trackback | Comments(10)

夏の郡上八幡 徹夜おどり 


さて前回は郡上八幡の「夏乙女」さんに御登場いただきましたが、今回は「郡上八幡・郡上おどり」のレポ。
私は13日22時過ぎに郡上おどり会場入りしました。
と言っても、踊りに参加するのは翌日と決めていたので、この日は踊りで賑わう郡上の町をビール片手に散策がメイン。
約一年ぶりの郡上八幡なので懐かしい風景を見て歩きたい気持ちもあるのです。
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「やなかの小径」で、踊り前の夕涼みを楽しむ浴衣のお嬢さんがとても画になりますね♪
とても可愛いお二人でしたが、この時は(14日夜)コンデジXZ-2だったので、お声掛けなしに風景全体を撮って満足。この日、既に気持ちは「おどりモード」なのです♪
※「夏乙女」のお姉さんは13日前日にD750で撮影。

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新町通りを進んで行くと流石の混雑・・・と云うか此処は既に踊り会場でした。
13日は皆が待ちに待った徹夜おどり初日ですから、大勢の踊り助平が会場に駆け付けた筈♪交差点の真ん中に置かれた屋形を中心にして、十字路いっぱいに踊り助平たちが郡上おどりを楽しんでいます。

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屋形の前の様子は御覧のとおり。
ベテランの踊り手も、僕のような初心者も、そして車椅子の踊り手さんも、他府県はもちろん海外からのお客さん、子どもから大人まで、そして上手い下手関係なく、好きな時に好きなだけ踊れるのが「郡上おどり」

「日本三大盆踊り」に数えられる「郡上おどり」は、期間が長く規模が大きいのも魅力の一つでしょうが、誰もが踊りに参加できるという、おおらかさや懐の深さが最大の魅力だと思います。

それでは私も下駄を履いていざ踊りの輪の中へ♪今夜は記念すべき「徹夜おどりデビュー」の日です\(^o^)/

休みながらも踊り続けること数時間、慣れない下駄に23時過ぎには足の皮が剝けてヒリヒリズキズキ( ゚Д゚)
流石に痛みに耐えられなくなって「徹夜」どころか「日を越さず」踊り終了・・・ほろ苦い徹夜おどりデビューとなりました(笑)
でもまた来年、例え同じ結果になるとしても「徹夜おどり」に行きます・・・いや今期、もうワンチャン狙いたいな(`・ω・´)ゞ
※ちなみに駐車場までの道のりは、下駄を脱いで裸足でペタペタ歩く始末でした。
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15日朝の郡上八幡駅。
踊りを存分に楽しんだ踊り助平さん達が始発の長良川鉄道で帰路に(※04:55時にも美濃太田行の臨時列車がありました)十分に満足された様子が皆さんのお顔から伺え、余韻を楽しんでおられる事でしょう。
始発列車を見送ってから私も京都への帰路に着きました。
思い出深いお盆休みを過ごせて幸せな夏でした\(^o^)/

※写真は13・14・15日ぶんが混在してます。

今回の郡上八幡訪問は一番の目的を「徹夜おどり」に参加することにして、前後の時間を撮影に充てました。
途中に寄り道もして約600キロの移動距離となりましたが充実のお盆休みを過ごさせていただきました。


by hanashigai | 2017-08-18 19:00 |   └ 東海北陸の祭り | Trackback | Comments(6)

岐阜県高山市 秋の高山祭(八幡祭)♯2



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町に提灯や灯篭が灯される頃、櫻山八幡宮表山道は八幡様への参拝列で賑わい始めます。
空を見上げれば高山祭・宵祭の夜に華を添え飾るかのように蒼く輝く月が!
曳き揃えの屋台にも提灯が灯され、町街全体が祭風情に包まれ幻想的になってきました。

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神楽台の上では楽人によって太鼓と笛の御神楽がはじまり、此れと同時に向こうの交差点でも御神楽と獅子舞が奉納されています。

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獅子舞奉納の交差点は宵祭の曳行屋台が向きを変える場所でもあり見所の一つ・・・既に大勢の人なので近寄れません。
が、此れだけの祭りにも係わらず全体を眺めてみれば拍子抜けする程に人が少ない印象を受けます。
そして皆さん極めてマナーが好い。
警備員が声を張り上げて誘導しなくても道の中央が開けられ、曳行される屋台を観衆皆で迎えていました。

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華麗で優美で艶やかで厳か、兎にも角にも美しい。

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獅子舞が奉納される最中も曳行屋台が列を整えながら集結してきました。
御神楽の太鼓や笛・高山の町並風景・屋台に揺られる提灯・装束や法被姿の祭衆・・・眼に映る祭り風景、耳に届く祭りの音色その全てが美しく優雅。
しっとりと静かな時が流れていく秋の高山祭「宵祭」です。


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それにしても高山祭で先ず驚くのは屋台との距離感!
大変貴重な屋台にも関わらず屋台曳き揃えの展示中も柵はもちろんロープすら設けられてません。
触れようと思えば簡単に振れる事ができる程に(もちろん触れてはいけません)本当に遮るものが何もない距離なのです。
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年々観光客が増加する高山祭ですから「万が一屋台に傷でも」と考えれば柵の一つがあって当然、そんな対策がされてると予測して訪れた今回、あの20年前の高山祭のままだったのが、決して大袈裟でなく僕には奇跡に近いことでした。
20年前にも感じた「こんな祭りがまだ日本に残っていたのか!!」という感動が甦り私は嬉しくて嬉しくてたまりません。

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高山祭の屋台に接していると不思議な気持ちにさせられます。
国重要有形民俗文化財の屋台にも係らず「俺様は凄いだろう」と云う近寄りがたい威圧的な雰囲気はなく、
「もっともっと近くで観ておくれ」「でも触るのはよしておくれよ。僕たちは見た目以上に繊細だからね」と語りかけ促してくれてるような優しい佇まいです。
それは言い換えれば祭衆・町衆、飛騨高山の方々の親しみやすいおおらかさの現れでもあり、それこそが高山祭の最大の魅力であると感じていました。

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提灯を揺らしながら巡行していく屋台。
曳行屋台が町の角を折れ曲がって姿を消すと、灯籠が灯された町並の路地には静かな余韻だけが漂い、まだ見える屋台の後姿を見送る観衆からは興奮と満足感、宴が過ぎていった寂しさ、哀愁とが入り交じった表情が伺えます。
そんな光景さえもまた美しいと感じました。
表参道や町を流れる宮川沿いの賑やかさはまだまだ衰えませんが、後ろ髪を引かれながら私も高山の町を後にしました。

9日午前中は強い雨でしたが、それでも高山祭初日は15万超もの人が訪れたのだそうです。
開けて10日は終日快晴に恵まれてたはずなので、爽やかな秋空の下で更に賑わい素晴らしい秋祭となったことでしょう。




by hanashigai | 2016-10-13 19:00 |   └ 東海北陸の祭り | Trackback | Comments(8)

岐阜県高山市 秋の高山祭(八幡祭)♯1


前回の回想記事のとおり、週末の連休を利用して秋の高山祭(八幡祭)へ訪れました。
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高山祭の会場入りしたのが16:00時だったので「屋台曳き廻し」には間に合いませんでしたが、
それでも「屋台曳き揃え」と「宵祭」を堪能することができました。
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陽が沈み空が暮れていく高山の城下町。
櫻山八幡宮の提灯、曳き揃えで屋台が集結している表参道や町の通りに掲げられた提灯に火が灯される頃、
徐々に人が増え辺りが活気づいてきます。
春・秋あわせて二夜かぎりの幻想的で雅な夜の始まりです。
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春の「山王祭」と秋の「八幡祭」の総称を高山祭と呼び、その起源は16世紀後半から17世紀なのだそう!
毎年10月9日・10日開催の「八幡祭」は氏神様の櫻山八幡宮(八幡様)への奉納例祭です。

国重要有形民俗文化財の屋台総勢11台が屋台蔵から出され、曳き廻し・からくり奉納・曳き揃え・御神幸(祭行列)・宵祭の祭行事が八幡様へ奉納されます。




by hanashigai | 2016-10-11 19:00 |   └ 東海北陸の祭り | Trackback | Comments(14)

20年ぶりの高山祭


今年の冬に仕事で訪れた岐阜県高山市。
それがきっかけで昔よく訪れた乗鞍高原や奥飛騨に加え、郡上八幡や周辺の地域等へも訪れる機会が増えました。
その流れと云うと強引ですが、今週末からの連休に開催される「高山祭・秋祭」に出かける予定です。

高山祭との出会いは平成8年の春祭り「遷都400年記念の臨時大祭」でした。
同じ年の秋祭りにも訪れましたが、それきりなので高山祭りは実に20年ぶりとなります。
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春の高山祭が日本三大美祭とも知らずに、屋台曳き揃えと祭り神楽行列を観て「祇園祭とタメかそれ以上やん!!」なんて、大馬鹿を曝け出していた自分が恥ずかしい(汗)

高山祭・春祭りの見どころの中心でもあるのが総勢12基の屋台。
兎にも角にもそれを飾る彫刻が素晴らしく、なかでも有名なのが彫刻師「谷口与鹿」の作品群。
高山の祭り屋台は「与鹿に始まって与鹿に終わる」と称賛されるほどなのです。

そんな凄い彫刻であることを知らない当時の私でさえ与鹿の作品を写真に収めていた事実は、説明されずとも観覧者を魅了してしまう圧倒的な存在感を放つ、美術性の高い彫刻である事を物語っています。

屋台曳き揃えではその作品をすぐ間近で観覧できるのだから贅沢極まりない有り難いお祭りです。

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夜祭では全ての屋台に提灯が灯され幻想的な風景が現れます。
提灯を灯したまま高山の城下町を曳行される頃になると、それに合わせて街灯が消される町筋もあそうです。
そこを屋台が曳かれていく光景は「現代ではなく時代を遡って祭りを観ている!」そんな錯覚になるかもしれません。
きっと私ならそんな想像をして曳行を観覧している気がします。

秋祭りを境に本格的な秋を迎え、やがてすぐ訪れる冬への備えも始まるのがこの季節の高山なのです。

※夜祭(宵祭)は秋の写真です。
※春・秋ともにH8年にフィルムカメラで撮影




by hanashigai | 2016-10-07 19:00 |   └ 東海北陸の祭り | Trackback | Comments(6)