残したい日本の原風景♯1

日本の原風景に会いに滋賀県高島市畑地区を訪ねました。
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水田に水が貼られた初夏の風景を是非とも観たかった~。
このポイントからの眺めはまさに絶景です♪それにしても一枚として同じ形の田が無いって凄いですよね!この美しい風景も農家の皆さんにとっては厳しい地形であり、稲作の生産効率も悪いと言う事実を忘れてはいけません。
汚さず、壊さず、騒がずを徹底しながら、畑の棚田を撮り歩きしました。

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多くの家に大きな蔵や納屋があり、それらの直ぐ隣に水田があるので、絶妙な配置バランスが美しい農村風景を作っていました。平成11年7月26日(1999年)の「畑の棚田」認定時には集落総戸数39戸のうち32戸で、1戸辺り平均5反(20~30枚)の田んぼで棚田米を生産してたそうです。

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平均勾配9.6度の急勾配ながら、その斜面の形を上手く利用して造られた棚田!だからこその幾何学模様が美しいですね♪
傾斜が大きい山の斜面にある棚田は大きさも形も様々なぶん、手作業の農作業も多い筈ですから、当然ながらその御苦労も多々あると想像します。
そのお陰でこの美しい「高島市の畑の棚田」がある事は本当に有難いです。

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畑集落は江若バス畑バス停がある標高264メートル辺りから始まり、山の斜面にそって登ること標高365メートル付近まで家々と棚田が連なり、現在359枚の田んぼがあるのだそう。
※国土地理院地図の等高線で調べてみると現在の棚田の最上段は標高400メートル付近にまで在る様子!昭和43年(1968年)の空中写真では、450メートル付近にまで棚田があるのが伺えます!凄いですね!!

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かつては日本全国の山間で多く観られた石積み棚田の農村風景は、今や大変に貴重で珍しい風景になってしまいました。それは理由があっての事ですから仕方ないのですが、やはり大変に寂しい限りです。
ここ高島市畑地区でも農家の方々の高齢化、集落の過疎化による後継者不足などの問題に直面しているのが現状のよう。
平成11年の「日本の棚田百選」認定時には約700枚あった棚田も、残念ながら現在は半分近くまで数を減らしています!この美しい日本の原風景が無くならないようにと願わずにはいられませんでした。

そうそう畑の棚田集落には自家製味噌や佃煮を販売する農家さんも居られ、お味噌好きの私も一つ分けていただく事に。
伺ったのは畑の棚田で育ったコシヒカリを原料にした田舎みそ(700g入り/500円)を作っておられる一軒の農家さん。
丁度、農作業から帰られたタイミングだったようで御夫婦で農機具のお手入れ中でした。
玄関戸をまたいで母屋にお邪魔すると広~い土間があらわれ、天井のぶっとい梁にはツバメの巣が♪もうそれだけで来た甲斐があったと思わせられました\(^o^)/
こちらではツバメの出入りがしやすいように引き戸のガラス窓を一枚取り払ってて、その甲斐あって毎年同じようにツバメがやって来るのだそうです。凄く羨ましかったです。
お味噌は風味豊かでほのかな甘みも感じられる美味さ♪700gでは直ぐに無くなってしまいそう。
また来た時に買って帰ります。

公益社団法人「琵琶湖高島観光協会」HP「高島市観光情報・畑の棚田」リンクは此方。


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# by hanashigai | 2018-05-18 12:00 |  ├ 滋賀・奈良・関西 | Trackback | Comments(4)