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青春50きっぷ・夏旅♯1(名鉄:谷汲駅)

青春50きっぷ・2017年夏旅のはじまり
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今年の夏旅の起点は岐阜県を走る名鉄・谷汲(たにぐみ)駅。だし京都から此処まで約150キロ・約3時間ほどの道のりはマイカーでやって来ました。
※今時、駅前駐車場が無料!貧乏旅の懐に大変ありがたかったです。
谷汲駅に到着すると既に赤白カラーのレトロな列車が停車中、駅の切符売り場に急ぎます。

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少し焦りながら駅員さんに尋ねると出発までまだ20分程あるとの事で、ホッと一息つきながら一先ずは黒野駅までの乗車券¥340を購入。
それから発車までの待ち時間で谷汲駅構内を見学することに♪
今週は曇りや雨が続いてたけど今日は夏の太陽と青空が気持ち良い「青春50きっぷ・夏旅」スタートに相応しい日となりました♪

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そうこうしてると赤い列車が入線してきました。
どうやら赤白レトロ列車は新岐阜行の次発、先発はこの名鉄カラーが鮮やかな少しだけ新しい型式車両の黒野行きです。

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それなら先ずは先発で黒野まで行って、そこで一時間ほど時間をつぶせば、次発のレトロ列車に乗り継ぎできます。
最初は黒野から揖斐方面に向かおうかなぁ~と、おぼろげに考えてましたが、レトロ列車の魅力に負け岐阜方面行きに予定変更♪
その場の気分まかせ旅なので全然問題なしです\(^o^)/

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そうと決まればワクワク気分で赤い列車に乗車。
赤白列車と比較すれば新しく見えたけど、改めて眺めてみると此方もかなりレトロな佇まいの列車です!

真夏の正午過ぎ、私以外の乗客はいないので気兼ねなく車内を撮影しました。
整理券発券機と運賃箱は私が高校時代のバス通学でお世話になっていた物と全く同じ!これがまだ現役とは、なんて素敵な鉄道なんでしょう♪
そして今まで見たこともない木製の日よけを発見!※ここに来る途中まで誰かが此の座席に乗っていたんですね~。
名鉄・谷汲線の車両たち素敵すぎます\(^o^)/

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さあ、発車のベルが鳴りました。2017年夏旅、いよいよスタート♪
この先どんな素敵な出会いがあるのか?
それは車窓風景や、各地のグルメや、そして沿線に暮らす人たちとの一期一会、ローカル線旅を思う存分に楽しみたいと思います。

今回のローカル鉄道を巡る旅第一弾は名鉄・谷汲線を選びました。
この谷汲駅~黒野駅を結ぶのは、もともと谷汲鉄道が大正15年に開通させた歴史ある路線。
現在は名古屋鉄道(名鉄)が運行させ、一時間に一本程とはいえ、名鉄・谷汲線/揖斐線(いびせん)黒野駅から接続して忠節駅(ちゅうせつ)まで行けば、更に名鉄・岐阜市内線に接続できるので岐阜の主要都市へ行くことができる便利な鉄道です。

途中駅からはポツリポツリと沿線に住む方々、お孫さんを連れたおじいちゃんや、部活帰りの学生さんが乗り込んで来られ、沿線の大切な交通網であるのが伺えます。
僕にとっては旅の乗り物でも、通学や通勤、岐阜市内へのお出掛けや、また生活の用足しに利用されるなど、沿線住民に愛される乗り物なのでしょうね。

いつまでもいつまでも谷汲線で変わらない夏が繰り返されると嬉しいです。

名鉄・谷汲線を知ったのは今年冬に樽見鉄道を訪れる途中の事。
しかしそれは既に廃線後の谷汲駅跡としての存在でした。
この路線を合わせた四路線は合理化を目的に2001年9月30日をもって同時廃止となり、今は鉄道跡の一つとして当時の面影を此処「谷汲駅跡」に残しています。
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ほんの十数年前までは線路が敷かれ列車がガタゴト行き来した此処も、既に線路は撤去されて雑草が生えています。
遠くの谷汲駅跡の駅舎にひっそり佇む赤い列車・赤白列車の姿が、何かもの言いたげに見えて仕方ありませんでした。

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春の訪問時は窓シャッターが閉じられ寂しい改札窓口(上写真)でしたが、この日は係りの方がおられ訪れるファンの姿も。
その様子をカメラのファインダー越しに眺めてると、谷汲線がまだ営業運行してるような、もしくは昔の記録映像を観ているような錯覚におちいります。

四つもの鉄道路線がまるごと一度に、自分の知らないうちに消えていた事実は衝撃的で、それを知った今春、「名鉄・谷汲線」をただの廃線跡として紹介するのではなく、もう少し何かを書きたい気持ちでいました。その「何か」のきっかけを作ってくれたのは樽見鉄道・本巣駅で偶然にお会いした親子のお母さん。
約30年前に谷汲駅から丸窓列車(赤白レトロ車両)に乗り高校に通学してたと言うお話しです。

青春時代の思い出でが詰まった鉄道が消えた寂しさ。
地域の人が普段の生活の為に利用しても、それが鉄道会社の利益に繋がらない事実を理解しつつ、それでも存続して欲しかった思い。
一個人では廃線を止められない虚しさと、それを受け入れなくてはならないジレンマが伝わってきた時、もう一度僕の妄想の中で谷汲線を走らせたいと思いました。

もし此の鉄道が残っていたら今回の妄想夏旅は現実の旅風景となっていたに違いありませんし、廃線になるまでは僕の妄想旅のような鉄道旅を実際にされた方も多いかも知れません。
単に地方鉄道の赤字ローカル路線が消えたのではなく「日本の財産が減った」って事に気づける人間が国の中央にどれだけ居ることか?
そんな殺伐とした感情のなか、それでも今年「谷汲線妄想旅」と「2017年夏のリアル旅」をする事ができた私は幸せだったと思います。


by hanashigai | 2017-08-21 19:00 |  ├ ナガテツ・タルテツ | Trackback | Comments(8)